今年も夏のボーナス支給日が近づいてきたが、世界同時不況の影響で「支給額が減る……」と心配している人も多いのではないだろうか?
夏のボーナスの支給額によっては転職を検討しますか、との質問に対し「転職しない」と回答した人は49.5%。特にボーナス予想額で厳しい見方をしている、メーカー業種(55.3%)と中部地方(53.8%)で「転職しない」という人が多いことが、インテリジェンスの調査で明らかになった。
一方、ボーナスの支給額を問わず「転職したい」という人は29.5%。これにボーナスの支給額によっては「転職を検討する」(20.9%)の回答を合わせると、50.4%……つまり最大で2人に1人はこの夏に転職活動を行う可能性があるようだ。ちなみにボーナスの額によっては「転職を検討する」と答えた人に、その基準を聞いたところ、平均で前年比35.3%減(金額にすると13万8000円)だった。
キャリアコンサルタントの大浦征也氏は「転職活動にかかる期間は今年に入り長期化しており、活動開始から内定まで2〜3カ月、現職を辞めるための引継ぎなどに1〜2カ月かかる。10月1日までに入社を考えているのであれば、すぐにでも活動を開始することが必要」としている。
インターネットによる調査で、関東、関西、中部地区に在住する25〜34歳の正社員または契約社員5000人が回答した。調査期間は4月22日〜4月24日まで。
関連記事
- 給与明細を他人にぶっちゃけたら……その先どうなる?
「給与明細を他人にぶっちゃける」というニュースが時折り世間をにぎわす。確かに他人の給与明細は気になるし、素直に見たいとも思う。しかし、それが現象として現れるとなると、いかがなものだろうか。この現象の先には、何があるのか考えてみよう。 - 支給されるだけマシ? 夏のボーナスの支給額に「不満」は63.9%
企業の業績悪化の影響を受け、減額が予想される今年の夏のボーナス。楽天リサーチがボーナスの使い道を聞いたところ、日常生活や借金返済に関するものが多く、不況感が色濃くあらわれた結果となった。 - 結婚相手に求める年収はいくら?
結婚したいと思っている人はどのくらいいるのだろうか? 自立人(フリーター)協会の調査によると、20代〜30代の9割は「結婚したい」と回答。しかし一般論として結婚は必要か? との質問に対し、3人に1人は「必要でない」と答えた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.