あの人と同じ時計を使ってみたい!――プーチン首相は高級時計がお好き?編:菅野たけしのウォッチWatch(2/2 ページ)
有名人はどんな時計を着けているのか? をワールドワイドに調べる企画の第2弾をお送りします。米国&キューバの大物政治家に続いて調べてみたのは、ロシアの首相&大統領の腕時計です。
おしゃれでゴージャス! メドベージェフ大統領の時計
プーチン首相に続いては、メドベージェフ大統領(参照記事)の腕時計を見てみよう。こちらもプーチン首相に負けてはいない。
このスナップ写真では、やはりスイスの高級複雑時計で有名なユリス・ナルダンのスポーツモデル「マキシ マリーン ダイバー リミテッド・エディション」を着用していることが確認できた。ブルー系のシャツ、タイ、スーツに、鮮やかなブルーの時計ストラップをコーディネートするあたりに、彼のセンスの良さがうかがえる。
愛用の時計について調べてみたところ、ブルーのストラップからチラッと見える時計本体やストラップのエレメント(留具)部分は、ぜいたくにも18Kホワイトゴールド製。なんとも上品でゴージャスな隠し味が効いた、大人のスポーツウォッチであった。
メドベージェフ大統領のユリス・ナルダンの時計を調べているうちに、とても興味深いものを発見した。同社の限定モデルで、その名もズバリ「The Imperial St. Petersburg」という時計があるのだ。ホワイトエナメル文字盤には、セントペテルスブルグの紋章である双頭の鷲(わし)が描かれており、時計ケース本体はプラチナ製。
さらに時計を納める卵型のケースに至っては、かつてロマノフ王朝の皇帝(アレクサンドル3世、ニコライ2世)が、当時の有名な金細工師ピーター・カール・ファベルジェに、贅の限りを尽くして作らせたイースターエッグを髣髴(ほうふつ)とさせるもの。豪華な素材をふんだんに使用し、そこに緻密で美しい細工が施されているすばらしいものだ。かつても、そして現在も、芸術的で豪華なものを愛するロシアの国民性を垣間見たような気がした。
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