市況概況
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日経平均 | 9723.16円 | △71.14円 |
売買高 | 20億8759万株 | − |
日経平均先物 | 9730円 | △80円 |
売買代金 | 1兆3179億円 | − |
TOPIX | 906.58 | △5.03 |
値上がり銘柄 | 1153銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 446.94 | △3.98 |
値下がり銘柄 | 416銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1192.24円 | △2.51円 |
変わらず | 124銘柄 | − |
騰落レシオ | 103.08% | △10.92% |
日経平均
円高を嫌気する動きから軟調に始まったものの先物主導で大幅高
米国市場は堅調となったのですが前日の大幅高の反動や為替が円高に振れたことを嫌気して売り先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も株数ベースでは引き続き買い越しと伝えられたのですが金額ベースでは売り越しと強弱入り混じる始まりとなりましたが、寄り付きの売りが一巡した後は売り急ぐような動きはなく底堅い展開となりました。底堅さが見られると先物にまとまった買いが入り指数を押し上げる場面も見られ方向感のない展開が続きました。
後場に入ると前日と同様に先物にまとまった買いが断続的に見られ、盛り上がりに欠けるなか、先物主導で一段高となりました。9700円台半ばではさすがに上値も重く、先物に目先筋の利益確定売りが出ると再び上げ幅縮小となり、結局終わって見ると底堅さを確認すると同時に手掛かり難のなか上値の重さを確認する格好となりました。物色対象を絞り切れず、目先的な過熱感が見え始まるところでは利益を確保しておこうという動きが強まるものと思います。
小型銘柄も堅調ではあるのですが、利益確定売りもあって上値も重くなりました。それでも、東証マザーズ指数、二部株指数、日経ジャスダック平均は揃って堅調となりました。先物は朝方からまとまった買いが散発的に見られ指数を下支え、あるいは上昇させる要因となっていましたが、相場全体の盛り上がりにはつながらず、最後は見切り売りに押される展開となりました。
指数は底堅い堅調な展開となっているのですが、物色対象が絞り切れず、盛り上がるようなテーマも見当たらないことから、少し上がるとすぐに利益確定売りに押される展開となってしまいそうです。腰の据わった買いが見られず、目先筋が中心となっているようです。決算動向がわかるまでは目先筋の売り買いや先物に振らされる格好で方向感のない展開が続くのではないかと思います。
テクニカル分析
日経平均
NYダウ
基準線を抜けて雲の上限まで上昇となりました。遅行線が日々線に上値を押さえられたこともあり、雲を抜け切れませんでしたが強含みとなっています。いったんは雲の上限に上値を押さえられ、遅行線が日々線に絡みながら調整となるものと思われますが、RSIもストキャスティックスも上昇余地があり、まだ強含みの展開が続くものと思います。
TOPIX
NYダウ
基準線を抜けましたがまだ上値の重い展開が続いています。逆に言えば遅行線が日々線に上値を押さえられるまで、日々線が雲の上限に上値を押さえられるまでの余地があるということであり、RSIやストキャスティックスも過熱感を示すものでもなく、もう一段の上昇は見込めると見てもいいのでしょう。
円相場
NYダウ
引き続き節目と見られる94円前後の動きとなっています。転換線にサポートされて基準線を意識する水準で上値を押さえられており方向感のないてんかいです。RSIもストキャスティックスも上昇余地はあるのですが、同時にいったん調整となることを示しているような格好でもあり、もう暫くは方向感のない展開が続くものと思います。
銘柄ピックアップ
ディフェンシブ銘柄や機械株が堅調
日 揮(1963) 1569 △4
4日続伸となりました。機械株が全般的に堅調となっていることに加え、6月のアルジェリア、7月にアブダビなどで大型の受注があり、2010年3月期の受注が会社側想定を上回りそうだとして外資系証券が投資判断や目標株価を引き上げたことも買い要因となったようです。
塩野義(4507) 1916 △49
英製薬大手と組んで米国で開発を進める抗エイズウイルス薬候補について第2の臨床試験(治験)を終了したと発表し、新薬開発の順調な進捗を好感した買いが入り堅調となりました。
コマツ(6301) 1496 △14
朝方は米建機大手の好決算発表を受けて買い先行となりましたが、買い一巡後は世界的な建機需要を懸念する見方もあって目先筋の利益確定売りや見切り売りに押され上げ幅縮小となりました。
信越化(4063) 4740 △220
全額出資子会社が国内外の半導体メーカーに対し、半導体材料のシリコンウエハーの値上げを要請すると報じられたことから、3年ぶりの値上げで採算改善が期待出来るとして買いが入り、大幅高となりました。
東エレク(8035) 4370 ▼90
国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が21日に発表した6月の北米地域の半導体製造装置のBBレシオ(出荷額に対する受注額の割合)が前月から上昇したと伝えられましたが、特に材料視することはなく前日までの上昇の反動や円高を嫌気して売られ、軟調となりました。
アルプス技(4641) 563 △49
22日付けの新聞で2009年1−6月期の連結経常利益が従来の赤字予想から黒字となったと報じられたことから、大幅高となりました。手詰まり感が強い相場のなかで、値動きの良い銘柄を物色する動きにも乗り、大幅高となったものと思います。
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