就職活動を漢字1文字で表すと?
就職活動を漢字1文字で表すと? 就職活動をした学生に聞いたところ、今年は不況の影響を受け、マイナスイメージの漢字が多かった。毎日コミュニケーションズ調べ。
あなたの就職活動を漢字1文字で表すと? 就職活動をした学生に聞いたところ、今年は昨年まで5年連続で1位だった「楽」が3位となり、「苦」(6.9%)が7年ぶりに1位になったことが、毎日コミュニケーションズの調査で分かった。「苦」と答えた人に、その理由を聞いたところ「一気に不景気になり、行きたかった企業の多くが定員を減らしたので」や「就職口が狭まり、思ったよりも就職活動が長期化した」など、経済環境の悪化による就職活動への影響を挙げる学生が目立った。
一方「楽」と回答した学生は、思ったよりも「楽だった」という回答と、就職活動を通した人との出会いや経験が「楽しかった」という2つの意見に多かった。
「苦」に次いで多かったのは「迷」
「苦」に次いで多かったのは「迷」(4.6%)、以下「楽」(3.2%)、「難」(2.8%)、「縁」(2.7%)、「動」(2.6%)、「悩」(2.4%)、「耐」(2.1%)、「疲」(2.0%)、「変」(1.9%)と続いた。「『縁』『動』といったプラスイメージの漢字や『難』『悩』『耐』『疲』といったマイナスイメージの漢字が名を連ねた。トップ10全体を見ると、今年の経済環境の変化など学生にとって厳しい就職環境を物語っていた気持ちが如実に表れた結果となった」(毎日コミュニケーションズ)
「迷」と答えた人からは「最初から最後まで経済、受験企業に引きずられ、迷い続ける就職活動であったと感じた」といった声があった。また「楽」を選んだ人からは「単純に、多くの人と話をし、真剣に将来のことを考え、自分の努力が何らかの形で結果として表れるという環境を非常に楽しむことができたと思う。そして、楽しんでやっていたからこそ、いかなる苦境にあっても決して辛いとは思わなかったため、むしろ他の人よりも楽(らく)をすることができたように思う」などの意見があった。
インターネットによる調査で、2010年卒業予定の大学4年生と大学院2年生812人が回答した。調査期間は7月27日から8月2日まで。
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