「就職活動を継続中」という学生は19.0%――彼らの不安は?
不況の影響で、厳しい就職活動を強いられている学生も多いのでは。昨年の同時期と比べ「就職活動が終了した」という学生はどのくらいいるのだろうか。レジェンダ・コーポレーション調べ。
昨年の同時期と比べ「就職活動を終了した」という学生はどのくらいいるのだろうか。レジェンダ・コーポレーションの調査によると「就職活動を終了した」という学生は76.5%で、昨年比9.6ポイント減少した一方、「継続中」という人は19.0%(同7.6ポイント増)。就職活動を継続している学生を男女別に見ると、男性(14.5%)よりも女性(24.4%)の方が厳しい活動を強いられている人が多いようだ。
「就職活動を終了した」と回答した学生に内々定をもらった時期を聞いたところ、男性よりも女性が遅い傾向に。また就職活動を終了した理由について「これ以上続けても内々定を得られそうにない」(男性4.4%、女性8.0%)と答えているのは、女性の方が多かった。
インターネットによる調査で、2010年4月入社を希望する学生1898人が回答した。調査期間は7月27日から8月3日まで。
就職活動を続ける当たっての不安
就職活動を継続している学生はどのような不安を抱えているのだろうか。最も多かったのは「選考に進んでも企業から内々定を得ることができない」で62.8%、次いで「企業のWebサイトや就職サイトを見ても、応募したいと思う企業が見つからない」(50.8%)、「学業との両立ができない」(31.4%)、「説明会に参加しても選考に進みたいと思う企業が見つからない」(25.6%)という結果に。男女別に見ると、全体的に男性よりも女性の方が不安を抱えている割合が高かった。
この結果について「今年は企業の多くが採用数を削減し、内々定の付与に慎重姿勢を示したこともあり、学生にとって厳しい就職活動となった。中でも女子生徒にとって、厳しさの増す環境となっている」(レジェンダ・コーポレーション)
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