ある大物アーチストと歩んだ日々……彼から学んだことは? 制作プロデューサー・村田努さん:あなたの隣のプロフェッショナル(5/5 ページ)
CHAGE and ASKAのマネージャーそして専属ディレクターとして、彼らと苦楽を共にしてきた村田努さん。大物アーチストと一緒に働いてきた……と聞くだけで、“華やかな世界”をイメージするが、実際にはどのような人生を歩んできたのだろうか。
「ロズかま」のメンバーとして
制作プロデューサーとして多忙な日々を送る村田さんに、最近、新しい活動が加わった。それは、バンド「ロズかま」のメンバーとしての音楽活動だ。
それぞれ別に音楽での仕事を持っている仲間4人で、2008年に結成したバンドだ。メンバー構成は次の通り。
キーボード:ローズ高野
ギター:大久保友裕
ギター&コーラス:村田努
ボーカル:構康憲(from BigBird)
「学生時代以来となる『自己表現の場』が持ててうれしいです。若々しい気持ちになりますよね。それに、アーチストの立場の大変さを実感として感じ取ることができるようになった点は、私にとって、とても大きな収穫です」
昨年のデビューは大成功だったようだが、今後に向けて何か秘策はあるのだろうか?
「チャレンジテーマを設けて、それをクリアすれば次のステージに進むけど、クリアできなければ解散するみたいな感じで、毎年、面白いチャレンジをしていければいいなあと思っています」
村田さんの、この話を横で聞いて、しきりにうなずいている人物がいる。この「ロズかま」のキーボード担当の高野康弘さん(41歳)だ。高野さんは歌手で俳優の及川光博さんの音楽上のパートナーでもある。そこで次回は、この高野さんに「ロズかま」のこと、及川さんのことを含め、お話をうかがってみようと思う。
嶋田淑之(しまだ ひでゆき)
1956年福岡県生まれ、東京大学文学部卒。大手電機メーカー、経営コンサルティング会社勤務を経て、現在は自由が丘産能短大・講師、文筆家、戦略経営協会・理事・事務局長。企業の「経営革新」、ビジネスパーソンの「自己革新」を主要なテーマに、戦略経営の視点から、フジサンケイビジネスアイ、毎日コミュニケーションズなどに連載記事を執筆中。主要著書として、「Google なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか」、「43の図表でわかる戦略経営」、「ヤマハ発動機の経営革新」などがある。趣味は、クラシック音楽、美術、スキー、ハワイぶらぶら旅など。
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