水道水が“おいしくない”……東京と大阪で大きな差
水道水を10点満点で採点すると? ミツカン水の文化センターの調査によると、全体では昨年から0.3点アップし、過去最高の7.5点。水道水の評価は年々高くなっているが、住んでいるところによって違いがあるようだ。
水道水を10点満点で採点すると何点ですか? ミツカン水の文化センターの調査によると、全体では昨年から0.3点アップし、過去最高の7.5点だった。1998年以来の推移を見ると、水道水の評価は年々高くなっており、特に2001年以降の伸びが顕著になっている。
居住地別で見てみると、相対的に評価の高かった中京圏が昨年に比べ0.3点のダウン。1998年以降初めて、居住地別トップの座を譲った形だ。その代わりに、大阪圏の評価が昨年に比べて0.7点アップし、7.8点となり、3エリア(東京圏、中京圏)でトップとなった。
水道水について、どのような不満を持っている人が多いのだろうか。「水道料金が高い」が34.6%で、昨年のトップ「おいしくない」(30.3%)を抜いて最も多かった。一方「特に不安、不満はない」(24.9%)という人も4人に1人いた。居住地別に見てみると、東京圏では「おいしくない」(37.4%)がトップだったのに対し、中京圏では3位(25.0%)、大阪圏ではトップ3に入ってなかった。「大阪圏では水道水の評価が他のエリアよりも高いことから、水道水には誇れるものがあるようだ」(ミツカン水の文化センター)
家庭でよく使っている水
家庭でよく使っている水は? この質問に対し、汎用性の高い水のトップは「水道水」。次いで「浄水器を通った水」「市販のミネラルウオーター」という結果に。シーン別に見ると、「水道水」は食器洗いのほか、調理・炊飯においてよく使われているようだ。このほか「浄水器を通った水」はコーヒー・紅茶などを入れるとき、そのまま飲むときにもよく利用されている。
ファックスを使った調査で、東京圏、中京圏、大阪圏に住んでいる20〜60歳代の男女462人が回答した。調査期間は6月11日から6月16日まで。
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