本日の注目銘柄
業績好調な銘柄を見直し買い
日 揮(1963) 1718 ▼20 、 三菱ケミHD(4188) 319 ▼4
日揮と三菱ケミカルHD傘下の三菱化学は自動車のバンパーの原料となる基礎科学品のプロピレンを天然ガスから製造するプラント技術を共同開発した。中東などガス産出国で利用すればプロピレンを効率的に大量生産でき、汎用化学品の海外生産シフトに拍車がかかる可能性もある。
丸 紅(8002) 457 △7
イラクで大型肥料工場の刷新・拡張事業を受注した。イラク政府の民営化プロジェクトの一つで、2011年までに老朽設備の改修や拡張工事を終える。日本の商社としても過去最大級の受注となる。
三菱商(8058) 1970 ▼5
ロシア最大の自動車販売グループの中で、三菱自動車(7211)の輸入・卸売りを手掛ける会社に資本参加した。中長期的にロシア市場は拡大が見込めると見ており、ロシア社との連携を深めて販売力を強化する。
パナ電工(6991) 1027 ▼15
2010年度上半期に、消費電力に対する明るさ(発光効率)が蛍光灯を使った器具並みに優れた発光ダイオード(LED)照明を発売する。オフィスや店舗の主照明にLEDを普及させる戦略に位置づける。
NEC(6701) 273 △25
NECトーキンと電気自動車用リチウムイオン電池の心臓部である電極の生産能力を、2010年度中に従来計画の5割増に増やす。主に日産自動車(7201)向けで環境車の市場が膨らむ中、先行投資で安定供給の体制を整える。
チムニー(3362) 1590 △27
MBO(経営陣が参加する買収)を実施し非公開化を目指す。非上場化での立て直しに向けてTOB(株式公開買い付け)を行う。買い付け期間は9日から12月21日までで、普通株1株を2260円で買い付ける。
外国人売買動向(外資系10社ベース)
売り 2520万株
買い 1980万株
(金額ベースも売り越し)
清水洋介氏のプロフィール
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.