コラム
筆者が「職務経歴書」を書き、プロに採点してもらった:吉田典史の時事日想(3/3 ページ)
転職活動をする際、「職務経歴書をどのように書けばいいのか」と悩んだことがある人も多いのではないだろうか。そこで筆者は「職務経歴書」を書き、それを転職コンサルタントの今村勝さんに添削してもらった。
踏み込んで書くことが必要
最後に、今村さんは次のように述べた。
「いい職務経歴書を書くためには、自分の意思をしっかりと伝えることに尽きます。ためらうことなく踏み込んで、書くべきです。ホームラン(内定)を狙うか、空振り三振(不採用)のどちらかしかないといった考えで書いてみたら、どうでしょうか。
自分が書いたことに注目してくれない会社に入社したところで、その後は活躍できないでしょう。そのためにも、踏み込んで書くことが必要です。
自らの考えを明確にするために、キャリアカウンセラーなどに相談してみることもいいでしょうね。最終的には、自分で判断することが迫られますが、その際は感性を判断基準にしてみると、よい結果が出る可能性が高くなると思います。
“あの人の話したあの部分に共感が湧く”という感性を大切にしてみることを勧めます。感性は、その人の価値観などに基づくもの。だからこそ、判断基準にすると、大きな間違いはしなくてよくなるのでないか、と思います」
今村さんの東京で開かれるセミナーには、大阪から夜行バスに乗り、訪れる人がいるという。この人たちは30代の会社員であり、転職を考えているようだ。みなさんも納得のいく就職活動をしてほしい。よい結果を願っている。
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