30代の63.7%は「失業するかもしれない」
今年の世帯収入について、昨年よりも増えたという人はどのくらいいるのだろうか。20〜40代の人に聞いたところ、「多くなった」という人は15.0%。一方「少なくなった」は51.3%と半数を超えていることが分かった。アイシェア調べ。
今年も残すところあとわずかになったが、今年1年の家庭の経済状況はどのように変化したのだろうか。昨年に比べ、金銭的に「とても余裕がなくなった」(33.1%)と「少し余裕がなくなった」(43.2%)を合わせると、76.2%の人は“余裕がなくなっている”ことが、アイシェアの調査で分かった。
今年の世帯収入について、昨年よりも増えたという人はどのくらいいるのだろうか。昨年と比較して「多くなった(とても多くなった+少し多くなった」という人は15.0%にとどまった。「変わらない」という人は33.7%、「少なくなった(とても少なくなった+少し少なくなった)」は51.3%。「半数を超える人が昨年よりも収入の減少を実感しており、家計の厳しい状況を裏付けた」(アイシェア)
インターネットによる調査で、20〜40代の男女505人が回答した。調査期間は11月18日から11月24日まで。
収入アップを目的に転職しますか?
来年の世帯収入は今年と比べてどうなると考えているのだろうか。今年より「多くなると思う(とても多くなると思う+少し多くなると思う)」としたのは16.3%。「少なくなると思う(とても少なくなると思う+少し少なくなると思う」は40.0%、 43.8%の人が「変わらない」と回答した。「今年1年の世帯収入に対する評価よりはやや好転しているものの、来年も厳しい状況が続くという予想が多いようだ」(アイシェア)
また家族で最も収入を得ている人が、「失業するかもしれない」と感じている人はどのくらいいるのだろうか。失業の可能性が「ある」と答えた人は59.4%。中でも30代では63.7%と多く、「先行きの見えない雇用と経営への不安が明らかとなった」(同)としている。
収入アップの目的で来年中に自身が就職・転職する予定がありますか? この質問に対し、予定が「ある」(5.9%)と「現在検討している」(20.4%)を合わせた、就職・転職予定がある人は26.3%。一方、予定が「ない」としたのは28.3%だったが、「ない(今後検討するかもしれない)」という人は45.3%と、今後検討の可能性がある人も多いようだ。
関連記事
- 「会社を辞めたい」と感じているのは、どの業種で働いている人?
あなたはいまの会社で働いていることに、誇りを感じていますか? 「誇りに感じている」と「誇りに感じていない」という人はほぼ同じという結果に。業種別で見てみると、誇りに感じているのは「電力・ガス・水道」で働いている人が多かった。ネットマイル調べ。 - 冬のボーナス、最も少ないのはどこに住んでいる人?
あなたは冬のボーナスが支給されれば、どのように使いますか? ボーナスが支給されるという人に聞いたところ「預貯金」が最も多く、次いで「生活費の補てん」「国内旅行(帰省を含む)という結果に。クロス・マーケティング調べ。 - 年収500万円で終わらないためには、どうすればいいのか
「給料は上がらない、ボーナスも下がった」といったビジネスパーソンも多いのではないだろうか。こうした状況に対し「不況だから仕方がない」と考えていては、取り返しのつかないことになるかもしれない。それは……?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.