コラム
1円で最も肉を食べられる牛丼はどこ?(2/2 ページ)
「すき家」「松屋」「吉野家」「なか卯」など――激しい価格競争を繰り広げている牛丼チェーン。しかし1円で、お腹がいっぱいになれるのはどのお店なのだろうか。そこで牛丼の重さを価格で割ってみた。
格安ジーンズを試着して「これがいいや」ではなく、「これでいいや」とみんなが感じた瞬間にデフレのスパイラルは加速する。庶民の「これでいいや」は、いい加減である。「肉感」と「価格」のバランスを、感覚でしか捉えない。テレビやマス広告が、それを煽る。確かな判断は、ますます「これでいいや」になる。みんなが「これでいいや」と思い続けると、みんなの働き具合も「これでいいや」な具合になる。それが、いちばん怖い。デフレの行き先とは、個人の総生産を下げ、国力を低下させる。
デフレ時代に必要なメディアの仕事は、みんなの「これでいいや」のスパイラルに歯止めをかけるようなジャーナリズムである。花森安治さんが、生きていたら、このデフレをどう斬(き)っていたのだろう。(中村修治)
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