安定した収入が仕事の喜び……そう考えているのはどんな人?
あなたにとって、仕事の喜びとは何ですか? 20歳以上のビジネスパーソンに聞いたところ「安定した収入が得られる」と答えた人が最も多かった。ネットマイル調べ。
あなたにとって、仕事の喜びとは何ですか? 20歳以上のビジネスパーソン(自営業を除く)に聞いたところ「安定した収入が得られる」(71.7%)と答えた人が最も多いことが、ネットマイルの調査で分かった。このほか「自分の能力を生かせる」(71.0%)、「顧客から感謝される」(64.3%)、「顧客に喜ばれる」(60.6%)、「自分の好きな仕事ができる」(59.6%)と続いた。
一方、「企業活動を通じて社会に貢献している」(45.2%)や「上司、同僚から高く評価されている」「家族や知人から認められている」(いずれも46.0%)などを仕事の喜びに感じている人は少ないようだ。「2006〜2009年の調査結果を見てみると、回答率にやや差があるものの“安定した収入”と“顧客満足”は4年連続で上位となり、仕事の喜びの中核をなす要因のようだ」(ネットマイル)
インターネットによる調査で、20歳以上のビジネスパーソン7086人が回答した。調査期間は2009年11月6日から11月10日まで。
安定した収入に喜びを感じている
「安定した収入」に仕事の喜びを感じている人は、どんな仕事をしているのだろうか。「公務員」(76.2%)が最も多く、次いで「管理職(課長以上の公務員または会社員)」(75.3%)、「専門職・技術職」(72.7%)と続いた。一方、安定した収入が仕事の喜びだと思わないのは「サービス職(理美容師、ウェイトレス、タクシー運転手など)」(16.1%)が最も多かった。次いで「現業職(大工、修理工、生産工程作業員など)」(13.8%)、「販売職(小売店主、販売店員、外交員など)」(9.6%)と続いた。
過去4年間の調査結果を見てみると、「管理職(課長以上の公務員または会社員)」が4年連続で上位に。また昨年ランク外だった「公務員」が再び上位に浮上した。一方、3年間上位にランクインしていた「事務職」や「販売職(小売店主、販売店員、外交員など)」がランク外となり、「不況の影響を受けやすい職種で“安定した収入”を仕事の喜びに感じる人がやや減少傾向にあるようだ」(ネットマイル)
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