不景気の影響か……2009年から減少続く「お年玉出費」
2010年に、お年玉をあげた人はどのくらいいるのだろうか。2009年と比較すると、あげた人は54.0%から52.4%、もらった人は12.1%から10.5%と、ともに1.6ポイント減少した。インターワイヤード調べ。
2010年に、お年玉をあげた人はどのくらいいるのだろうか。2009年と比較すると、あげた人は54.0%から52.4%、もらった人は12.1%から10.5%と、ともに1.6ポイント減少していることが、インターワイヤードの調査で分かった。
今年あげた総額を尋ねると「1万1〜3万円」(37.3%)が最も多く、以下「5001〜1万円」(24.1%)、「3万1〜5万円」(10.7%)という結果に。お年玉の出費については、2008年までは毎年増加傾向にあったが、2009年からは減少。2010年のお年玉出費の平均額は1万9521円と、前年よりも170円減少した。
1人にあげたお年玉の最高金額を聞いたところ「5001〜1万円」(32.8%)が最も多く、次いで「3001〜5000円」(30.5%)、「1001〜3000円」(20.3%)、「1〜1000円」(9.5%)と続いた。平均金額は7496円で、2009年の7559円とはあまり差がなかったが、不景気前の2008年と比較すると483円少ない。
学年による妥当な金額
各学年(年代)で妥当だと思われるお年玉はいくらくらいだろうか。「未就学児」は1000円未満(49.3%)が半数を占めたほか、「小学1〜4年生」は3000円未満、「小学5〜6年生と中学生」は5000円未満、「高校生」は1万円未満が最も多い価格帯となった。
実際にあげている価格帯と比較すると、未就学児と中学生は妥当だと思う価格帯よりも実際にあげる価格帯の方が高い。「妥当だと思う金額よりもやや多く、お年玉をあげている人が多いようだ」(インターワイヤード)としている。
インターネットによる調査で、全国の男女9784人が回答した。調査期間は1月6日から1月21日まで。
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