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コラム

やはり批判されても仕方がない 国母選手と会社員の服装の乱れ吉田典史の時事日想(3/3 ページ)

服装や言葉の乱れなどで、一躍“時の人”となってしまった、スノーボード男子ハーフパイプの国母和宏選手。マスコミなどから厳しく叩かれていたが、やはり服装は正した方がいいのだろうか。会社での服装の乱れについて考えてみた。

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 これも厳しいが、的をついた指摘である。服装はその人の表現であり、周りが必要以上に何かを言うことは好ましくないだろう。大切なことは、周囲の人たちの意識である。周りからあまりにひんしゅくを買うようならば、それはあらためたほうがいい。「個性の尊重」といった言い分も分からないでもないが、やはり組織の一員である以上はそれはあくまで一定の制限の中に限られた話である。

 3年前、大企業の人事部の役職者がこのようなことを話していた。

 「会社は、会社員で成り立つ組織。会社員とは同じ価値観を持ち、それに沿った行動をとることができる人。個人事業主が数千人集まるよりも、志を同じにする会社員が数十人いる組織の方が、長い目で見ると絶対に勝つ」

 個人事業主である私はこの話を聞いたとき、違和感を感じつつもおおむね認めざるを得なかった。服装もまた、価値観の現れといえる。会社員ならば、その意識が求められていい。

 あなたの服装は、乱れていませんか。

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