調査リポート
20〜49歳の男性に聞く、新聞を読まない理由:どうなる? 紙メディア特集(2/2 ページ)
普段からよく新聞に接しているのは、どの年代の人たちだろうか。M1・F1総研の調査によると「年代が低くなるほど減少し、20代前半では3人に1人」にとどまっていることが分かった。
新聞をよく読む理由
新聞をよく読むという人に、その理由を聞いたところ「効率的に情報収集ができるから」(46.1%)を挙げる人が最も多かった。新聞を読まない人とは逆に、新聞を読む人にとって新聞は幅広い情報が得られる効率的な情報源としてとらえられているようだ。このほか「社会人として常識だから」(41.8%)、「幅広い情報が得られるから」(39.3%)、「毎日継続して読めるから」(31.5%)、「情報量が丁度よいから」(26.5%)と続いた。
「20〜34歳の人は上の世代よりも、情報収集に効率性を優先することが分かった。そうした年代から見ると『新聞』は一見、“ほかで事足りる”メディアである上に『余計な情報が多い』『 読むのに時間がかかってしまう』情報源と、とらえられてしまいがち。しかし、新聞を読む層にとって『新聞』は『幅広い情報が得られる効率的な情報源』と考えられており、新聞を読まない層の認識とは大きく異なる。もしかしたら、情報収集に効率性を優先する層に対しては、新聞で得られる情報の質や日常生活に役立つ点などをうたうよりも、効率的に幅広い情報を賢く情報収集できる点を訴求するのがいいのかもしれない」(M1・F1総研)
インターネットによる調査で、1都3県に住む20〜49歳の男性1200人が回答した。調査時期は2009年11月。
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