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コラム

空気入れでライトを照らそう――エコなバイクの発想「PUYL」とは郷好文の“うふふ”マーケティング(2/3 ページ)

軽量で街をすいすい走れるロードバイク。しかし、不測の事態に備えてさまざまなオプションを加えると、あっという間に重量が増えてしまうことになる。そんな不都合を解消しようという発想から生まれたのが、ライトと空気入れを一体化させた「PUYL」だ。

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バイク用品ポジショニング図からヒントを

 面白いのは、ライト(=いつもないと困るもの)とポンプ(ときどきないと困るもの)という、異なる使用頻度の道具を1つにしたところ。「いつも+ときどきが合体してエコ」という着想がいい。彼の発想をベースに、バイク用品ポジショニング図を作ってみた。

 タテ軸は「ないと困る」と「なくても困らない」、ヨコ軸は「ときどき使う」と「いつも使う」で切ってみた。


バイク用品ポジショニング図

 図右上のライト、ないと困るし、高頻度で使う。それには電池がつきものだ。ウォーターボトルは走行距離にもよるが必需品。私はPanaracerの車載空気入れをいつも車体に付けている。安くて信頼できるおすすめの一品。いつ起きるか分からないパンクのために、パンク修理キットと取り替え用チューブもバッグに忍ばしている。これでけっこう重い。車載ナビはともかく、走行距離やスピードを知るためのサイクルコンピュータは必需品。「すんごいアイデア!」と思ったのが“サドル空気入れ”。サドルが空気入れとなるのだ。なんじゃこれ、よく作ったもんだ。


サドル空気入れ(出典:ZorinPump)

 PUYLは光と空気と電気を1つにした発想から生まれた。そんな組み合わせの可能性、ほかにもないだろうか。例えば、ナビからiPhoneに充電してみてはどうだろう。サドル下部にパンクセットを収納するのもいいかも。水と電気があれば、何か新しいことがほかにもできそうだ。用品をつぶさに見るだけで新商品アイデアがわく。自転車用品に限らず、あらゆるプロダクトは異種の要素の組み合わせで新しい価値を創ってきたのだ。

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