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コラム

ドイツで、ソーラーエネルギーが見直されている理由松田雅央の時事日想(3/3 ページ)

現在ドイツでは、ソーラーエネルギー政策の見直しが行なわれている。今回の時事日想は、環境相Dr.ロットゲンの寄稿からドイツにおけるソーラー発電政策の最新動向を紹介する。

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 なお、一度決められた売電価格は20年間保障されるが、価格設定は毎年安くなっていく。つまり、早く決断して設置するほど高い売電価格が保障される。(投資意欲の喚起)

 また、太陽電池の価格は市場の広がりとともに下落し、投資負担も軽減される。設備の市場価格に合わせて売電保障価格も年々引き下げる必要がある。(市場の状況を反映)

 環境相が説明した通り、3月3日の閣議により2010年の売電保障価格は当初予定されていた10%ではなく16%引き下げられることとなった。大幅な引き下げに対しソーラー産業は危機感を抱いているが、政府はソーラー産業が十分な力をつけてきたと判断したわけだ。


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