新社会人に聞く、結婚・出世はいつごろに?(2/2 ページ)
4月から働き始めた新社会人は、会社にどのような不満を感じているのだろうか。マクロミルの調査によると「給与が少ない」と答えた人が最も多く、次いで「残業が多い」「昇給が期待できない」「有給休暇が取得しづらい」と続いた。
新社会人の人生設計
新社会人はどのような人生設計を描いているのだろうか。結婚、預貯金、出世などの項目について聞いたところ、男性は24.8歳で「預貯金100万円」を達成し、27.7歳で「結婚」を望んでいることが明らかに。そして29.0歳で「第一子誕生」、29.8歳で「主任・係長クラスに昇進」と「家族を持って、出世や経済面でもワンランクアップして30代を迎えたい様子がうかがえた」(マクロミル)。ただ40%の人は「転職」を考えており、その平均年齢は29.6歳だった。
また35.1歳には「マイホームを取得」し、36.1歳で「課長クラスに昇進」、43.0歳で「部長クラスに昇進」を希望している人が目立った。そして、38.4%の人は51.9歳で「社長になる」と答えた。
女性は25.2歳で「預貯金100万円」を達成し、27.0歳で「結婚」を望んでいる人が多かった。そして28.4歳で「第一子誕生」、30.4歳で「主任・係長クラス昇進」を考えている一方で、35%の人は30.0歳で「転職」を検討しているようだ。全体的に男性の人生設計と似ているが、出世したいと考えている女性は男性よりも早い昇進を望んでいることが明らかに。
また寿退社を望んでいる女性は、25.1歳で「預貯金100万円」を貯め、26.2歳で「結婚」。そして27.5歳で「第一子誕生」、29.7歳で「第二子誕生」を考えているようだ。「寿退社を望んでいる人は、若い年齢で結婚・出産し、早期の住宅購入や預貯金額の達成を望んでいる人が多いという結果に」(マクロミル)
インターネットによる調査で、2010年に新社会人になった会社員・公務員516人が回答した。調査期間は5月7日から5月9日まで。
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