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ミラノサローネ2010、新デザイナーの起用フレデリシア(2/2 ページ)

デンマークのフレデリシアといえば、巨匠ボーエ・モーエンセンの家具で世界的に知られる家具工房で北欧モダンを牽引してきたメーカー。今年は新デザイナー起用に意欲的な姿勢を見せた。

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 安積伸氏の新作は「NARA」。こちらは日本の古都、奈良から着想した名前だという。とはいえ和モダンといった様相はなく、実にスカンジナビアンモダン的なデザインだ。

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 座面は角度をつけたカットワークを施し、背は細いV字状の板と角のような背当てだけのシンプルな構造。最小限の材料で、最大限の掛け心地を実現するのに苦心した、と安積氏。

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 テーブルから見える背が、平野を走る鹿をイメージさせるデザインで、これもまた北欧らしい。もちろん日本人にとっては「奈良の鹿」を思い出させるだろう。

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 同じデザインでコートハンガーも。これは家具工場の悩みのたね、良質な材料の細切れの廃材をうまく活用して作られている。

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 また若手デザイナーを起用し、1つのパターンを応用したアイテム群も発表した。どんどんつなぐことのできるフックと、その柄を座面に転じたソファである。

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 フレデリシア社では、今後もこれまでどおり、モーエンセンのデザインを中心にしたクラシックラインと、新しいデザインのモダン路線の2本立てを続けていくという。

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