本日の注目銘柄
手がかり難のなかで底堅さは見られるか
武 田(4502) 3795 △45
手薄だった欧州市場で大型新薬を相次ぎ投入する。主要製品の特許切れが相次ぎ業績が低迷、米国に次いで市場規模が大きい欧州での販売を強化し、収益源を広げる。
パナソニック(6752) 1161 ▼9
太陽電池事業に本格参入する。グループ企業が手掛ける住宅や住宅内配線などの販路を活用して三洋電機(6764)の太陽電池搭載した住宅用太陽光発電システムを投入する。
丸 紅(8002) 507 ▼7
ベトナム電力公社(EVN)から大型の石炭火力発電所の建設工事を受注した。丸紅単独の発電所案件としては過去最大となる。ベトナムの電力需要は急増しており、今後は独立系発電事業者(IPP)プロジェクトにも参画する。同国向けを軸にアジアでの事業を拡大する。
富士通(6702) 585 ±0
クラウドコンピューティング事業に人材を集中する。2011年度末までの約2年間で、国内外のクラウド担当者を現在の5倍に増員、国内情報大手で最大規模の陣容を築き、世界で急拡大する需要を取り込む。
ソフトバンク(9984) 2181 ▼27
米アップルの多機能携帯端末など向けの雑誌や新聞のコンテンツを配信するサービスを子会社を通じて始める。月額数百円の手ごろな料金で、31種類の媒体の記事を閲覧できるようにする。今後、広告の配信や雑誌単体の販売なども検討する。
日バイリン(3514) 387 △2
研究機関や大学などで使う細胞培地(培養シート)事業に参入する。従来製品に比べ、細胞が生きた状態で観察できる利点などがあるという。新型万能細胞(iPS細胞)による再生医療が実用化されれば細胞培養向けの需要が高まると見て新事業に育成する。
外国人売買動向(外資系10社ベース)
売り 770万株
買い 520万株
(金額ベースも売り越し)
清水洋介氏のプロフィール
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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