「中川政七商店」老舗の快進撃から目が離せない（2/2 ページ）

奈良で300年の歴史を持つ老舗「中川政七商店」が“日本の贈りもの”をテーマにプロデュースするライフスタイルショップ「粋更kisara」を二子玉川の高島屋S・Cにオープン。

[松浦明，エキサイトイズム]

　「中川政七商店」は3月、東京駅構内に“ニッポン Re-STANDARD”をテーマに開業した「ecute東京」内にも同社の根幹ブランド「遊 中川」の新業態をオープンしている。

伝統工芸や全国各地の手仕事とコラボレートした商品を、県別の切り口で紹介する商品構成が特徴の「遊 中川 日本市」ecute東京店

「富士山」をモチーフとした商品も展開

　ほかに、この春だけでも（「粋更kisara」玉川高島屋S・C店を含めて）5店舗を次々にオープンしており、13代目の若手社長・中川淳氏率いる同社は、300年の歴史を経ていまも尚成長しつづけている。

　同社は創業300年を記念して奈良の本社も、倉庫機能を兼ね備えた新社屋に移転した。全体のアートディレクションとグラフィックを、アートディレクターとして活躍するgood design company水野学氏、建物の設計は「ベイサイドマリーナホテル横浜」など、注目を集めている建築家・吉村靖孝氏が手がけた。

　6月8日（火）〜13日（日）、表参道ヒルズ1Fギャラリーコーワにて、平城遷都1300年を祝した限定商品の販売も行う。