電子書籍を利用しない理由
電子書籍サービスを利用している人はどのくらいいるのだろうか。「利用している」という人は15.4%、「利用していない」は79.9%であることが分かった。ニワンゴ調べ。
電子書籍のサービスを利用している人はどのくらいいるのだろうか。ニワンゴの調査によると、「利用している」という人は15.4%、「利用していない」は79.9%であることが分かった。男女別で見てみると、「利用している」という割合は女性(19.5%)の方が男性(13.7%)より5.8ポイント多く、「利用していない」は男性(81.4%)の方が女性(76.0%)より5.4ポイント多かった。
電子書籍サービスを利用している人(読んでみたい人を含む)は、電子書籍でどのようなものを読んでいる(読んでみたいを含む)のだろうか。最も多かったのは「コミック」(64.8%)、次いで「小説」(54.8%)、「雑誌」(35.5%)、「新聞」(33.6%)と続いた。男女別で見てみると、「新聞」「雑誌」「ビジネス書・新書」は男性の方が多かったが、「コミック」については女性の方がよく読んでいるようだ。
電子書籍サービスのメリット
電子書籍サービスのメリットは何だろうか。電子書籍サービスを利用している(利用したい人を含む)人に聞いたところ「保管場所が必要ない」(65.4%)という人がトップ。このほか「いつでも購入できる」(51.1%)、「持ち運びが便利」(47.3%)、「書店に行く手間が省ける」(45.5%)と続いた。
また電子書籍にどれくらいのお金を支払えるか、と聞いたところ「紙の出版物より安い金額まで」(66.5%)、「紙の出版物と同じ金額まで」(29.0%)、「紙の出版物より高い金額でも構わない」(4.5%)と続いた。
一方、電子書籍サービスを利用したくないという人に、その理由を聞いたところ「デジタルデータより紙の書籍がよい」(57.3%)と答えた人が最も多かった。以下「無料でないと利用したくない」(44.2%)、「ほしいコンテンツが電子書籍化されていない」(19.6%)、「電子、紙媒体に限らず書籍を読まない」(5.7%)という結果に。
ネットを使った調査で、約200秒の間に6万3108人が回答した。調査日は6月1日。
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