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男と女、どっちが社会で有利だと思いますか?ちきりんの“社会派”で行こう!(3/3 ページ)

一般に、雇用などで「女性は不利だ」と言われることが多い日本社会。しかしその一方で、女性は責任を男性に背負わせることができる一面もあるのではないか、とちきりんさんは指摘します。

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経済的な理由での自殺は圧倒的に男性が多い

 日本は国際的にも女性の社会的地位が低いといわれていて、ちきりん自身も男女でここまで差を付けられるのかと驚いた経験も多々ありますが、その裏返しとして、日本ではまだまだ「男女の役割格差意識」も非常に大きくて、男性が圧倒的に重い責任を負っていると感じます。

 日本の自殺の原因を見ると、女性の自殺原因の大半は自分の病気です。一方、経済的な理由での自殺は圧倒的に男性が多い。女性は、自分が病気だと自らの運命を嘆いて命を絶ちますが、「家族が食べていくために」自分の命を差し出したりはしません。お金のために死ぬのは男性なんです。

 そう考えると、ちょっと「かわいそう」と思います。

 そんじゃーね。


2008年における自殺者の年齢階級別(10歳階級)・自殺の原因・動機別の件数(男性、出典:内閣府)

2008年における自殺者の年齢階級別(10歳階級)・自殺の原因・動機別の件数(女性、出典:内閣府)

著者プロフィール:ちきりん

関西出身。バブル最盛期に金融機関で働く。その後、米国の大学院への留学を経て現在は外資系企業に勤務。崩壊前のソビエト連邦などを含め、これまでに約50カ国を旅している。2005年春から“おちゃらけ社会派”と称してブログを開始。Twitter:@InsideCHIKIRIN

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