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鉄道ファンも切手マニアも楽しめる「鉄道と郵便」展:週末散歩
前島密をご存じだろうか。郵便制度の父にして、鉄道建設にも一役買った人物だ。逓信総合博物館で開催中の特別展「鉄道と郵便」は、鉄道ファンも切手マニアも楽しめるイベントが盛りだくさん。
前島密(まえじまひそか)という人物をご存じだろうか。「郵便」「切手」「葉書」という名称を定めた人物で、「郵便制度の父」とも呼ばれている。1円普通切手に肖像画が使われているので、名前は知らずとも顔を見たことがある人も多いかもしれない。
その前島、1870年に「鉄道臆測」という見積書を明治政府に提出し、鉄道建設にも一役買っているのだ。2010年は前島が鉄道建設費と収支計画を提出してから140周年ということもあり、逓信総合博物館(ていぱーく)では6月18日から7月25日まで特別展「鉄道と郵便」を開催する。
特別展では、前島の鉄道に関する功績を振り返るほか、鉄道と郵便に関する写真や歴史的資料を展示する。また、鉄道郵便車のNゲージ車両が走るジオラマ展示と操作体験、鉄道系音楽ユニット「スーパーベルズ」のライブショー(7月18日、19日、24日、25日)などを行う。
なお、逓信総合博物館(ていぱーく)のWebサイトでは、5人まで入場できる無料招待券が提供中だ。
特別展「鉄道と郵便」
東京都千代田区大手町2-3-1
時間:9時〜16時30分(入場は16時まで)
期間:2010年6月18日(金)〜7月25日(日)
休館日:2010年6月21日、28日、7月5日、12日、20日
入館料:大人110円、小・中・高校生50円
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