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コラム

どうなる? 財務省がビジネス書を出版したら相場英雄の時事日想(3/3 ページ)

出版不況が長期化しているが、その中でもビジネス書の売れ行きは悪くない。ビジネスパーソンのスキルアップや効率化など、さまざまなジャンルの書籍が出ているが、財務官僚がビジネス書を出版したらどうなるだろうか。

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 筆者が助言をさせていただいたベテランビジネスマンの中には、熱心にメモをとられた向きも少なくなかった。「記者と財務省」というキーワードを「顧客と企業」に置き換えることが容易だからに他ならない。「財務省ファンの経済部記者が非常に多い」という話をさせていただくと、「企業のファンをどう獲得するか」という言葉に置き換えられたクライアントも存在した。

 行政の中枢である同省を取り上げた記事を目にしない日はない。ニュースバリューが大きいという要素のほかに、「記者を味方につけている」という要素が大きなウエイトを占めているのは間違いない。

 財務省の皆さん、民間企業にノウハウを伝授するビジネス書を刊行されてはいかがだろうか。事の善し悪しは別として、皆さんの省益確保のためのノウハウは、民間企業にとって利益確保という言葉に転換が可能で、かつ需要が高い。

 柔らかい筆致でノウハウを伝授すれば、ベストセラーは間違いない。売り上げを国庫に還元できれば、万事丸くおさまると言ったら言い過ぎだろうか。

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