財布のヒモは誰が握ってる? 国によって違い
家計の財布のヒモは誰が握っているのだろうか。東京近郊に在住する人に聞いたところ「収入はすべて配偶者に渡し、配偶者からお小遣いをもらう」人が最も多いことが分かった。クロス・マーケティング調べ。
家計のお財布のヒモは誰が握っていますか? 東京近郊(1都3県)に在住する人に聞いたところ「収入はすべて配偶者に渡し、配偶者からお小遣いをもらう」(46.1%)という人が最も多いことが、クロス・マーケティングの調査で分かった。一方、中国(北京・上海・香港)の人は「収入の一部を配偶者に渡す」(46.2%)という人が多く、ニューヨークやロンドン、ローマ・ミラノの人は「収入はお互いが管理する」が半数を超えていることが明らかに。海外は東京近郊に比べて、男性がお金を管理している人が多い。
東京近郊の男性をお小遣い額別に見てみると、月のお小遣い額が低い人ほど「収入を配偶者にすべて渡し、配偶者からお小遣いをもらう」が多い。月額5万円未満の層で見ると、2人に1人が奥さんに財布のヒモを握られているようだ。
また年収に占めるお小遣い率で見ると、中国の人が最も多く34.1%。次いでロンドンが12.0%、ローマ・ミラノが11.6%、ニューヨークが10.1%、東京近郊は最も低く6.0%だった。
配偶者の就業状況
配偶者の就業状況は、国によってどのような違いがあるのだろうか。東京近郊は海外に比べて、妻が「専業主婦」(30.7%)、「パート」(18.8%)が多い一方、「共働き」(30.4%)は3割と他都市より低い。「労働環境が以前より整えられ、『夫婦共働き』が増加傾向にあると言われているが、まだまだ『夫は外で働き、妻は家庭を守るべき』という意識が背景にありそうだ」(クロス・マーケティング)
ただお小遣いの金額があがるほど「共働き」の割合も高くなり、月のお小遣いが「10万円以上」の層で「共働き」(43.8%)という人は4割強。「世帯年収の高さがお小遣いにも影響している」(クロス・マーケティング)
インターネットによる調査で、日本・中国・米国・英国・イタリアに在住する30歳以上の男性2058人が回答した。調査期間は5月7日から5月17日まで。
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