NHK大河ドラマ『龍馬伝』や、菅直人首相の奇兵隊内閣発言などで注目を集めている幕末。社会人は幕末の人物や組織についてどのように考えているのだろうか。
日本コカ・コーラの調査によると、歴史好きの有職者男女に「今の日本を維新してくれそうな幕末の人物」を尋ねたところ、トップは「坂本龍馬」で63.8%。以下、「勝海舟」が29.5%、「西郷隆盛」が20.8%、「福沢諭吉」が14.4%、「大久保利通」が12.9%、「高杉晋作」が11.9%、「桂小五郎」が10.8%で続いた。
性別、年代別を問わず、すべてのカテゴリーで坂本龍馬が断トツのトップ。支持理由を尋ねると、「情熱と信念で厳しいこのご時勢を打破してくれそう」(新社会人男性)、「革新的な考えと行動力があると思うから」(管理職女性)といった声があった。
「入ってみたいと思う幕末の組織は?」と聞くと、トップは「海援隊」で48.4%。以下、「新撰組」が35.1%、「白虎隊」が8.6%、「奇兵隊」が8.2%、「土佐勤皇党」が2.0%で続いた。
年代別に見ると、新社会人では「海援隊」(男性37.0%、女性41.0%)より「新撰組」(男性48.0%、女性46.0%)の割合が高く、管理職では「新撰組」(男性18.0%、女性25.0%)より「海援隊」(男性64.0%、女性54.0%)の割合が高かった。
管理職が「海援隊」を選んだ理由には、「新しいことができそう」「面白そう、楽しそう」「創造的」と会社組織としての自由さが多く寄せられた。一方、「新撰組」を選んだ新社会人からは、「志がある」「組織として団結力がある」という組織としてのまとまりや、「かっこいい」という理由が多く挙げられた。
インターネットによる調査で、対象は22〜59歳の歴史好きの有職者男女1000人(男性553人、女性447人)。調査期間は3月6日から8日。
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