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この秋、フィンランドデザインが新宿に集結(3/3 ページ)

10月、東京・新宿のリビングデザインセンターOZONEを会場に「ヒラメキ デザイン×フィンランド」が開催される。プレス発表のために、キュレーターを務めるハッリ・コスキネン氏が来日、本展について話を聞いた。

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エキサイトイズム
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これからのフィンランドデザインはどういう方向に進むのでしょうか?

 うまくいえませんが、一言でいうなら「引き算」ということでしょうか? デザインの見た目そのものが引き算されていくということではなく、そのデザインが本当に必要か、本質や存在する理由を問い直す。そういう方向が強くなると思います。また個人的にはフィンランドは小さな国なので、こぢんまりとしたスケールでまとめてしまう傾向がある。もっと国際的であってほしいのですが。

フィンランドのデザインは普遍的で美しく、すでに国際的な競争力が十分にあると日本では受け止められていますよ。

 そうですか? ありがとう。

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color element

いま、興味があることは?

 食文化ですね。例えばファーマーズマーケットをもっと普及させたり、オーガニックな食事を促進する。そういうこともデザインの力で変えていくことができると思います。個人的にはいま田舎の自宅で、ひつじを8匹も飼っているんですよ。とてもかわいくて、癒される。自然の力や美しさにも目覚めさせてくれますね(笑)。

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Tuohi toray

 自然を愛するフィンランド人らしい言葉で、締めくくってくれたコスキネン氏。展示会も、そんなフィンランドの豊かさを感じるものとなりそうだ。

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Wave shoes

 この展覧会は日本とフィンランドのビジネスの促進にも活用され、会期中はさまざまなプロ向けセミナー、イベントも予定されている。2012年に予定している世界デザイン首都ヘルシンキのプレゼンテーションも行われる。デザインを国家的事業ととらえるフィンランドの姿勢が、より強く感じられる。

ヒラメキ デザイン×フィンランド

2010年10月29日〜11月7日

リビングデザインセンターOZONE


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