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第36鉄 夏だ! アニメがいっぱい西武鉄道沿線散歩杉山淳一の+R Style(4/5 ページ)

『銀河鉄道999』『機動戦士ガンダム』『ゲゲゲの鬼太郎』『めぞん一刻』『ハートキャッチプリキュア!』――今回は西武鉄道に乗って、名作アニメにまつわる場所をめぐる旅。夏らしく、かき氷とアメリカンなハンバーガーも食べてきました。

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上井草駅へ「西武電車、行きまーす!」


駅のこんなところにもガンダムが隠れていた

 上井草駅南口の改札を出ると、正面にガンダム像があった。ブロンズ像で、右手を上げている。これはアニメだとどの場面なんだろう。そして足元にはなぜかプラスチックの箱が置かれ、小銭が入っている。お賽銭? お年寄りが御利益があると勘違いするのか? その周りにはライトが埋め込まれていたから、夜はライトアップされるのだろう。

 上井草駅にガンダム像がある理由は、ここがガンダムを制作している会社「サンライズ」の最寄り駅だから。商店街もガンダムで活性化を図っているようで、電柱にはガンダムの旗が揺れている。駅の売店や商店のシャッターにもガンダムが描かれている。そういえば、東急田園都市線の桜新町駅周辺もサザエさん通りになっていて、似たような雰囲気だった。


上井草駅のガンダム像

こんなところにもガンダムが!

 サンライズも商店街の道路に面しているが、残念ながら見学施設はない。しかし、ここからバスで数分のところに「杉並アニメーションミュージアム」(参照リンク)がある。最寄りのバス停は「荻窪警察署前」。杉並会館という区の施設の3階にあり、入場は無料。アニメの歴史やアニメの仕組み、製作現場のデスクを再現した展示などがある。絵を描いたり、編集やアテレコを体験できるコーナーもあって、アニメ制作を学習できる体験型施設になっているのが特徴だ。ちなみに館長の鈴木伸一氏は、藤子不二雄作品に登場する「ラーメン大好き小池さん」のモデルになった人。お姿はWebサイトで拝見できる(参照リンク)


「杉並アニメーションミュージアム」

 この夏の企画展は『アニメ ゲゲゲの鬼太郎まつり』だ。過去から現在までの各シリーズの作風を、世情と比較分析している展示が興味深い。ミニシアターでは『ゲゲゲの鬼太郎』アニメの代表作が上映されていた。原作者の水木しげるさんの半生を描いたNHK朝の連続ドラマ『ゲゲゲの女房』のおかげで、再び鬼太郎ブームが来つつあるらしい。


鬼太郎特集の撮影は立像のみOK。鬼太郎やネズミ男、猫娘たちと記念撮影もできる。8月15日にはミュージアムに鬼太郎がやってくるそうだ

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