東京電力は8月26日と27日の2日間、群馬県の尾瀬戸倉山林内の植林地で下草刈りボランティアを実施したと発表した。
東京電力では1997年から、尾瀬戸倉山林にブナを中心とする広葉樹の苗木を植えるブナ植林ボランティアを行っており、2010年までに約3万5000本の苗木を植林している。これによって、雨水が一気に流出せず、一定量の水が蓄えられるため、水不足や水害の対策となるという。今回実施した下草刈りボランティアでは、ブナ植林ボランティアで植えた苗木の成長を助けるため、8歳から70代までのボランティア約120人が周りの雑草を刈り取った。
下草刈りボランティアは1999年からスタート、下草の成長が早い夏に毎年行っており今年で12回目。東京電力では「戸倉山林は、尾瀬の南側に位置する、貴重な水源の森です。今回の下草刈りボランティアを始め、森林の保育や管理といった森づくり活動について、今後もみなさまからのご協力をいただきながら、より豊かな森にしていきたいと考えています」とコメントしている。
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