市況概況
− | − | − |
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日経平均 | 9098.39円 | △73.79円 |
売買高 | 13億0396万株 | − |
日経平均先物 | 9090円 | △80円 |
売買代金 | 0兆9122億円 | − |
TOPIX | 826.84 | △5.85 |
値上がり銘柄 | 1128銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 376.91 | △2.24 |
値下がり銘柄 | 369銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1179.28円 | △3.38円 |
変わらず | 151銘柄 | − |
騰落レシオ | 92.36% | ▼1.09% |
日経平均
米国株高や円高一服を好感して堅調だが閑散小動き
前日の大幅安の反動や米国株が堅調、為替も円高一服となったことから買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡し後は上値の重い展開となりました。上値の重さが確認されると明日の先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出を控えて、積極的な売り買いに乏しく、指数は小動きとなりました。昨日までと同様に持高調整の売り買いが中心となっていましたが、まとまった売り買いは少なく、大きな動きは見られませんでした。
後場は一段と閑散とした感じで指数も小動きとなりました。前場堅調となっていた不動産株が軟調となるなど、材料に敏感に反応するものもあったのですが、そもそも、材料自体がほとんどなく、足元の業績動向などに反応したものも反応が一巡すると売り買い共に手控えられてしまう、という状況でした。指数は堅調とはなったのですが、方向感は見られず目先的な需給に振らされながら小さな動きに止まりました。
小型銘柄も主力銘柄同様に閑散とした中で小動きとなりました。東証マザース指数も日経ジャスダック平均も堅調ながらも、買いが入っているというよりは売りが出ていないということで、閑散としていました。先物も最終売買日ということで、乗り換えの動きは見られるものの、積極的な売り買いには乏しく、指数を大きく動かすような動きはありませんでした。明日のSQへの思惑でまとまった売り買いなども見られるのかと思われましたが、最後まで閑散として方向感のない展開となりました。
SQだから、ということだけでもないのでしょうが閑散とした展開でした。それでなくても中長期の方向感を持っての売買というよりも目先の売買が中心、目先の需給に振らされることが多い相場が続いているだけに、SQを控えて目先の需給要因が薄れると、売り買いともに手が出ないという状況で方向感が出ないようです。目先の需給に振らされるばかりなのですが、売り飽き気分も出ているようで、SQを機に方向感が見えてくるかもしれません。
テクニカル分析
日経平均
NYダウ
転換線にサポートされて戻りましたが、戻ったというほども戻っておらず、RSIは方向感はないもののストキャスティックスは相変わらず高値圏からの調整を示しており押し目を確認する動きとなってくるものと思います。転換線にサポートされながら、あるいは基準線に上値を押さえられながら日柄の整理になるのか、いったん転換線を割り込んで値幅での調整ということになるのでしょう。
TOPIX
NYダウ
転換線にサポートされて基準線に上値を押さえられています。基準線を上に抜けるのか転換線を割り込んで下値を試す動きとなるのかが注目されますが、転換線にサポートされながらも上値の重い展開で日柄整理となるかもしれません。ただ、RSIは方向感はないのですが、ストキャスティックスは高値圏からの下落となっており、どちらかといえば下値を試す動きとなりそうです。
円相場
NYダウ
底堅さも見られるのですが下値を探る展開が続いていることには違いなさそうです。RSIは相変わらず方向感はないのですが、ストキャスティックスは底値圏に近づいており、そろそろ反発も期待されるところです。底堅さが見られれば反発となるものと思います。
銘柄ピックアップ
SQを前に方向感なく閑散
住友鉱(5713) 1194 △37
海外市場でニッケル先物価格が約4カ月ぶりに高値をつけるなど非鉄価格が堅調となっており、相場が落ち着いて来ると収益寄与を期待する買いが入り大幅高となりました。
トレンド(4704) 2576 △240
買い気配から始まり一時ストップ高となるなど大幅高となりました。台湾誌の報道として大手のIT(情報技術)企業から買収提案を受けていると報じられ、好感する買いが入りました。
三井不(8801) 1353 ▼50 、 菱地所(8802) 1295 ▼25
両社など不動産株が乱高下となりました。朝方から老朽化したマンションの容積率緩和などを検討すると言う経済対策が伝えられて買われ、昼の時間帯に都心のオフィス空室率が過去最悪となったと伝えられたことから、一転して売られました。
エイベックス(7860) 1141 ▼47
昨日の引け後にこれまで株主総会後に開いていた「株主限定ライブ」を来年以降中止すると発表、嫌気する売りに押されました。「株式価値」が低下するとの見方が強く大幅安となりました。
三菱ケミHD(4188) 420 △8
傘下の三菱化学がリチウムイオン電池の負極材の生産能力を増強すると発表、昨日の取引時間中の発表でしたが、昨日は地合いの悪さから材料視されず、改めて材料視されて買われ、堅調となりました。三菱化学は負極材だけではなく、正極材や電解液などリチウムイオン電池製造に必要な材料を全て自社で生産しており、需要増に伴い収益拡大が期待されました。
リンガハット(8200) 970 △1
2010年3−8月期の連結営業利益が前年同期比2.5倍になったようだと新聞で報じられ買い先行となりましたが、値動きの悪さが嫌気されて一時軟調となるなど冴えない展開となりました。
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