農業に興味がある学生は、こんなことを考えている
農業の仕事に就くためには、何が必要だと思いますか? 農業に興味がある学生に聞いたところ「体力」と答えた人が最も多く、次いで「粘り強さ」「専門知識、専門技術」と続いた。パルシステム生活協同組合連合会調べ。
農業の仕事に就くためには、何が必要だと思いますか? 農業に興味がある学生に聞いたところ「体力」(83.0%)と答えた人が最も多く、次いで「粘り強さ」(70.0%)、「専門知識、専門技術」(63.9%)であることが、 パルシステム生活協同組合連合会の調査で分かった。このほか畜産業に興味がある学生にも聞いたところ「体力」(85.0%)を挙げた人が最も多く、以下「専門知識、専門技術」(66.0%)、「粘り強さ」(65.0%)、漁業についても「体力」(83.5%)がトップ、以下「粘り強さ」(70.0%)、「経験」(67.5%)と続いた。
それぞれ興味がある産業に就職したいと思いますかと聞いたところ、「就職したい」と答えた学生は25.0%。産業別に見てみると、農業で26.1%、畜産業で25.0%、漁業で21.0%となっており、農業と畜産業については興味を持っている学生の4人に1人は就職を考えているようだ。
農業に就職したいと思っている理由
農業に興味があるという学生(700人)は、どのようなモノを育ててみたいと考えているのだろうか。この質問に対し、「米」(61.4%)と答えた人がトップ。次いで「トマト」(56.1%)、「じゃがいも」(51.3%)、「イチゴ」(45.6%)、「とうもろこし」(45.1%)という結果に。男女別で見てみると、男性のトップは「米」(72.2%)、女性は「トマト」(61.4%)となり、男女で育ててみたいモノに違いがあることが分かった。
ちなみに農業に就職したいと思っている学生(183人)に、その理由を聞いたところ「実家が農業を営んでいるから」(24.6%)と答えた人が最も多かった。また「農業に就職したい」と思っていることを親に伝えている人は45.9%。半数以上の学生は、農業で働きたいという意向を心に秘めていることが分かった。
インターネットによる調査で、農業・畜産業・漁業やその周辺産業に関わる仕事や職業に興味がある学生1000人が回答した。調査期間は8月24日から8月27日まで。
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