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第3回 オンラインリードジェネレーション最新事例オンラインリードジェネレーション実践講座(3/3 ページ)

広告の費用対効果(ROI)が厳しく問われる中、新しいWeb広告の手法"OLG"が注目を集めている。今回は海外の最新事例を通して、OLGでできること、可能性を考えてみよう。

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事例3:製造業向けのインタラクティブなOLGソリューション――EE Times "eeLaunchPad"

 "eeLaunchPad"は、エレクトロニクス業界の老舗メディア「EE Times」が2010年7月に発表したOLGサービスです(参照リンク)。米Transim Technologyとの提携によって提供される本サービスの特徴は、利用者が体験できるインタラクティブ性にあります。

 電子部品メーカーの新製品が発売されると、利用者であるエンジニアはeeLaunchPadを通じてホワイトペーパーや製品デモなどを見られるのに加え、ブラウザー上でカスタム基板を設計してその性能などをシミュレーション/検証し、そのまま購買もできる仕組みになっています。


エンジニアがブラウザー上でカスタム基板を設計したりシミュレーションしたりできる"Transim Design Center"

 単なるドキュメント閲覧では得難いインタラクティブな体験を提供することで、ユーザーの利便性を高めると同時に、その行動履歴によってリードのクオリファイも可能にする点が、本サービスのユニークなポイントと言えます。Webアプリケーション技術の進化に伴い、今後OLGの目的も単なる「資料請求のオンライン化による業務効率向上」を超え、このような「ユーザー体験の高度化とリードの質の向上」を目指すケースが増えてくるでしょう。


 以上、海外事例に見るOLGの最新動向をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 少し将来的な話に飛びすぎたかもしれませんので、次回は日本の話に戻り「ROIを向上させるOLG(仮)」をテーマに、費用対効果の側面から見たOLGの有効活用についてご紹介します。お楽しみに。

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