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コラム

会社はユニオンを怖がっている……その“噂”は本当なのか吉田典史の時事日想(4/4 ページ)

「労働組合のユニオンに入れば、社長は怖がる」といった情報が、ネット上であふれかえっている。しかし書かれていることは、本当に事実なのだろうか。今回の時事日想はユニオンの“噂”について検証した。

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 前述の坂氏によると、女性ユニオン名古屋の場合は1割はユニオンが受け取り、残りの9割は本人に手渡されるという。仮に和解金が100万円で決着すると、ユニオンは10万円を受け取る計算になるが、それだけで運営は成り立つのだろうか。

 「財政事情は苦しい。全国のほとんどのユニオンがこのような状態だろう。だから、後継者を育成することがなかなかできない。同じ人が役員を続けていかざるを得ないのも、こういう事情があるからだ」

 社内で問題に巻き込まれたときにはネット上に書かれてある「噂」を信じるよりも、ユニオンに相談に行くことを勧めたい。生活が奪われるかもしれないときに、誤った情報に振り回されるなんてナンセンスだ。

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