住みたい街は「吉祥寺」じゃない……20代が選んだ街はココ
どこの街に住んでみたいですか? 20〜60代の人に聞いたところ、40〜60代は「吉祥寺」と答えた人が最も多かったが、20代は違う街だった。20代が選んだ街とは……。イマドキ家族研究所調べ。
あなたはどこの街に住んでみたいですか? 20〜60代の子どもを持つ男女に聞いたところ、40代〜60代は「吉祥寺」(11.3%〜12.4%)がトップだったが、20代は「みなとみらい」(12.9%)であることが、イマドキ家族研究所の調査で分かった。ちなみに30代は「吉祥寺」と「みなとみらい」(9.8%)が同率でトップ。
2位以下を見てみると、50代と60代は「二子玉川」「みなとみらい」「港北ニュータウン」「自由が丘」と続いたが、20代は「越谷レイクタウン」「吉祥寺」「港北ニュータウン」「新浦安」と続いた。「20〜30代のイマドキ家族は40〜60代とは違い、定番のブランドタウンではなく、日常的に楽しめるショッピングモールや、安らげる公園などが近くにある街を選ぶ傾向があるようだ」(イマドキ家族研究所)
また休日のおでかけ先や家族で買い物に行く場所について聞いたところ、20〜30代は「近くのスーパー」「大型ショッピングモール」「アウトレットモール」を挙げる人が目立った。一方、40〜60代は「近くの商店街」「駅前・都心などの繁華街」「百貨店」が上位に。
神戸常盤大学の小崎恭弘准教授は「イマドキの家族は自分のスペース、ペースがはっきりとしている。一方のバブル世代などは、上を目指さなくちゃいけない、頑張らなくちゃいけないという肩ひじ張った生き方を目指している。イマドキ家族はそれとは全く違った新しい価値観で、自分たちの楽しみを自分たちの手の届く範囲内で、それもネットワークをうまく使ったりして、柔らかさを持って生きている。住みたい街にもそれが現れているのではないでしょうか」とコメントした。
インターネットによる調査で、関東に在住する20〜60代の子どもを持つ男女1万人が回答した。
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