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汗を流し、山道を分け入る作品体験:瀬戸内国際芸術祭(5/5 ページ)

瀬戸内国際芸術祭2010特集、豊島。フェリーが到着する家浦港からバスに乗って最初にたどり着くのが硯地区。森万里子氏の作品へ。バス停を降りると、小さな受付小屋がありその横に山へと続く小道がある、その中を分け入って作品まで向かっていく。

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 海辺の方に歩いていくと、海にせり出した石造りの桟橋から「ぼえー、ぼえー」となにやら音が聴こえてくる。キャメロン・ロビンズの「潜在意識下の海の唄」である。配管に使われるようなパイプがジョイントされており、そこに穴が開けられている。

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「潜在意識下の海の唄」キャメロン・ロビンス

 長いパイプは下の部分が海に浸かっており、波の力で空気がパイプに入ってきて音を奏でるのだ。音のパイプは3本。木管楽器の低音、民族楽器にありそうなお腹に響く音がする。パイプのジョイント部分を動かすことで、音程を変えることもできる。波の音と呼応しているのだが、微妙にタイミングが遅れるので、面白いハーモニーがそこで作り出される。二度と同じ演奏はできないだろう。

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公式ガイドブック・サイト:H1エリア〜H5エリア

島内での交通は、芸術祭会期中のみ走る無料バスを利用できる(自動車などの乗り入れは遠慮したい)。バスは島内を1周する環状線で西回りと東回り、約40分に1本間隔で運行されている。豊島に向かうフェリーは4つの航路があり、高松からは高松〜直島(本村)〜豊島(家浦)が便利。

作品鑑賞可能時間=9:00〜17:00、無休

島の案内所

H1エリア:香川県小豆郡土庄町豊島家浦3841-21

090-7783-1524(8:30〜17:00)

H4エリア:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃2530-25

tel.090-7783-2895(8:30〜16:30)


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