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九州で高く三大都市圏で低い、結納の実施率

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 社会の変化に応じて、昔ながらの習慣も変わりつつある現代。人生の大きなイベントである結婚において、親族になる両家が贈り物を納め合う「結納」はどのくらい行われているのだろうか。

 リクルートの調査によると、2009年度に結婚(挙式または披露宴)した人のうち、結納を行った割合は29.9%であることが分かった。「(結納は行わず)両家の顔合わせのみ行った」という人が65.6%と半数を超えており、「どちらも行わなかった」という人も4.1%いた。

 地域別に見ると、結納を行った割合は北海道(16.7%)や首都圏(20.1%)、東海(23.6%)、関西(26.9%)では低かったが、九州(50.9%)では半数を超えていた。


結納や両家の顔合わせの実施状況(出典:リクルート)

 結納を行った場所を聞くと、最も多かったのは「妻の家」で39.6%。男性側が女性側の自宅を訪問するという、昔ながらの習慣を踏襲している人が多いようだ。2位以下は「料亭」が22.8%、「ホテル」が21.7%、「結婚式場」が7.6%、「レストラン」が3.4%、「夫の家」が2.6%で続いた。

 地域別に見ると、「新潟」「富山・石川・福井」「東海」「関西」「岡山・広島・山口」「四国」では「妻の家」が5割超のトップとなっていたが、「茨城・栃木・群馬」「長野」では「料亭」、「北海道」「青森・秋田・岩手」では「ホテル」、「福島」では「結婚式場」がトップとなるなど、地域差が現れた。

 リクルートでは、料亭やホテルで行う結納について「料理や部屋の準備などの負担を軽減することができるほか、結納品などが含まれたプランもあり、その手軽さが魅力のようだ」とコメントしている。


(結納を行った人の)結納を行った場所(出典:リクルート)

 郵送による調査で、対象は2009年度に結婚(挙式または披露宴)をした9792人。調査期間は4月23日から6月4日。

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