出張者に人気の位置情報サービス、トップは「国盗り合戦」
本社・支社や取引先などとの折衝に携わるビジネスパーソンにとって、切っても切り離せないのが出張。最近1年間に出張をした人のうち、出張が好きな人は77.1%と、嫌いな人の22.9%を大きく上回った。ライフネット生命保険調べ。
本社・支社や取引先などとの折衝に携わるビジネスパーソンにとって、切っても切り離せないのが出張だろう。出張についてどのように考えている人が多いのだろうか。
ライフネット生命の調査によると、最近1年間に出張をした人に「出張が好きですか?」と尋ねると、「好き(どちらかというとを含む)」は77.1%と、「嫌い(どちらかというとを含む)」の22.9%を大きく上回っていることが分かった。
「好き」と答えた人の理由では「その土地のグルメを楽しめる」(73.9%)「旅行気分を味わえる」(57.2%)「空き時間に観光地に立ち寄れる」(56.5%)、「嫌い」と答えた人の理由では「忙しく、慌しい」(49.8%)「事前の準備が大変」(46.3%)「移動時間が長く、疲れる」(45.0%)が上位にランクインした。
最近1年間の国内出張先を聞くと、トップは「東京」で40.7%。以下、「大阪」が21.4%、「名古屋」が15.5%、「横浜」が15.3%、「京都」が11.1%、「福岡」が10.7%、「仙台」が10.6%で続いた。ちなみに「出張してみたい国内都市」についても聞くと、「那覇」(27.6%)と「札幌」(25.2%)が人気を集めた。
グローバル化が進む現代だが、最近1年間に海外出張をした人(13.3%)の出張先を聞くと、トップは「中国」で50.4%と半数を超えた。以下、「米国」が30.1%、「韓国」が23.3%、「台湾」が14.3%、「ドイツ」が12.0%、「英国」が10.5%で続いた。欧米諸国よりアジア諸国への出張の方が多くなっているようだ。
ケータイ国盗り合戦が人気
ここ数年、移動することでポイントなどが得られる携帯サービスが人気を集めている。遠方への出張の際には多くのポイントが得られることになるが、「利用したことのある位置情報関連サービス」を尋ねると、最も多かったのは「ケータイ国盗り合戦」で7.3%。以下、「mixiチェックイン」が6.9%、「まちつく」が6.4%、「コロニーな生活PLUS」が5.5%、「はてなココ」が2.8%で続いた。いずれのサービスも年代が下になるほど利用率は高くなり、特に20代では目立って高い傾向にあった。
インターネットによる調査で、対象は最近1年間に出張をした20〜59歳の有職者1000人(北海道・東北99人、関東439人、中部166人、近畿156人、中国・四国82人、九州・沖縄58人)。調査期間は10月13日と14日。
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