20代は堅実志向? 節約や預貯金を好む傾向が
今年を振り返って、コツコツとがんばったことは何ですか? 首都圏に住むビジネスパーソンに聞いたところ「仕事」と答えた人が最も多く、次いで「節約」「預貯金」だった。田中貴金属工業調べ。
2010年を振り返って、コツコツとがんばったことは何ですか? 20〜40代のビジネスパーソンに聞いたところ「仕事」(63.9%)と答えた人が最も多く、次いで「節約」(29.6%)、「預貯金」(25.8%)であることが、田中貴金属工業の調査で分かった。年代別に見ると、20代では「節約」(35.1%)と「預貯金」(38.0%)と答えた人が4割近くいたが、30代では「節約」が24.5%、「預貯金」が23.1%、40代では「節約」が29.3%、「預貯金」は16.3%と、若い人ほど堅実に節約し、預貯金をする傾向がうかがえた。
また2011年にコツコツとがんばりたいことを聞いたところ、「預貯金」(54.6%)と答えた人がトップ。次いで「仕事」(53.8%)、「節約」(33.8%)という結果に。年代別に見ると、20代で「預貯金」(65.9%)と答えた人は6割を超えたのに対し、30代(49.0%)と40代(49.0%)では過半数を割った。また20代で「仕事」(57.7%)と答えた人も多く「就職氷河期を目の当たりにしてか、将来への備えを増やしつつ、コツコツ仕事をがんばりたいという若い世代の思考がうかがえた」(田中貴金属工業)
家庭内でコツコツと仕分けたいもの
家庭内でコツコツと“仕分けたい”モノは何だろうか。奥さんに聞いたところ、「夫のタバコ代」「夫の嗜好品」など夫の小遣いに関連した回答が目立った。一方の夫は「外食」など食費に関する回答が最も多く、次いで「携帯代」という結果に。夫は「外食」を控えていきたいと考えているが、奥さんは夫の小遣いにムダを感じているようだ。
2010年にコツコツとがんばったと思う有名人を聞いたところ「イチロー」(112人)と答えた人が最も多かった。「年齢に関係なく、一生懸命努力したから」「限界を決めるのは年齢じゃないことを戦っている姿で見せてくれたことに感動した」といった理由があった。このほか「クルム伊達公子」(73人)、「岡田武史」(39人)と続いた。
インターネットによる調査で、首都圏に住む20〜40代のビジネスパーソン624人が回答した。調査期間は11月22日から11月24日まで。
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