市況概況
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日経平均 | 10285.88円 | △53.55円 |
売買高 | 21億2025万株 | − |
売買代金 | 1兆4184億4100万円 | − |
値上がり銘柄 | 808銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 686銘柄 | − |
騰落レシオ | 163.47% | △5.20% |
日経平均
米国株高や出遅れ銘柄を物色する動きも見られて堅調
米国株高や円安を受けて買い先行となりました。寄り付き前に発表されたGDP(国内総生産)改定値も予想を上回る上方修正となり、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も引き続き買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの買いが一巡、為替が円高に振れたにもかかかわらず値持ちの良い堅調な動きが続きました。ただ、明日のSQ(特別清算指数)算出を控えての手仕舞い売りや目先的な過熱感があることから上値も重く、上値の重さが確認されると上げ幅縮小となりました。
いつものことながら後場も方向感のない展開となりました。手仕舞い売りが嵩んで売りが優勢の始まりとなりましたが、前日の終値を割り込むこともなく、かといって積極的に買い上がるでも買戻しを急ぐでもなく、指数は小動きとなりました。円高というよりは米ドルが売られるというような展開でしたがSQ前の持ち高調整の買戻しも入っていたのか、輸出株なども堅調なものが多く、最後まで堅調な展開となりました。
小型銘柄はまちまちとなりましたが、主力銘柄と同様に出遅れ銘柄を物色するような動きも見られました。東証マザーズ指数は軟調となりましたが、日経ジャスダック平均は堅調、8日続伸となりました。先物は持ち高調整の売り買いや限月を乗り換える動き(ロールオーバー)が中心、終始狭い範囲での動きで方向感はありませんでした。SQを控えての波乱もあるかと思われましたが、特に積極的な売り買いはみられませんでした。
騰落レシオが歴史的な高値となって、目先的な過熱感は強まっています。ただ、相場が底入れとなったかどうかといえば、為替が円高に振れない限り底入れ感がでているものと思います。米国でも景気の回復が期待され、世界的な経済の拡大が続いているということを考えると目先的な過熱感はあるものの、基調は強含みに推移していくものと思われます。10200円〜300円水準で今度は底堅さを確認して、次の節目である10500円〜600円水準を目指すことになるのでしょう。
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