女性誌を読んでいるのは、どんな人
女性誌を読んでいる人はどのくらいいるのだろうか。15〜34歳の女性に聞いたところ、45%が「3カ月に1冊以上」と答えていることが分かった。大日本印刷とエムズコミュニケイト調べ。
女性誌を読んでいる人はどのくらいいるのだろうか。15〜34歳の女性に聞いたところ、45%が「3カ月に1冊以上」購入していることが、大日本印刷とエムズコミュニケイトの調査で分かった。
女性誌を購読している人に、女性誌の特性を挙げてもらったところ「そこに載っている商品のイメージがよくなる」「自分の生活やライフスタイルに影響を与える」と答えた人が多かった。ただ「知りたかった商品についてより詳しい情報が得られる」など検索性や利便性については「インターネット」が、「皆で盛り上がる情報がある」など話題性については「テレビ」と答えた人が多かった。
女性誌を購読する人はネットの利用時間が短い
女性誌を購読している人とそうでない人は、行動などでどのような違いがあるのだろうか。購読者はファッションや化粧品、グルメ、金融、乗用車などほとんどの商品・サービスにおいて「お金をかけている」という人が多い。また購読者は非購読者に比べ1カ月に使う金額が、ジュエリー・アクセサリーで3.4倍、化粧品で2.1倍、金融・保険商品で1.7倍となり、さらに「自分はよく消費する方だ」と考える割合も高く、消費への関心が高いことが明らかに。
またインターネットの利用時間を見ると、購読者は非購読者に比べ、1日当たりのPCまたは携帯電話を使ってのネット利用時間が短い一方、1カ月当たりのネットショッピングの金額は1.4倍高いことが分かった。
インターネットによる調査で、15〜34歳の女性4000人が回答した。調査時期は2010年3月。
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