最近の大学や大学生のイメージ
大学を評価する際、どの点を重視している人が多いのだろうか。首都圏または関西圏に住んでいる人に聞いたところ「進路/就職支援の面倒見がよい」と答えた人が多かった。博報堂調べ。
大学を評価する際、どの点を重視しますか? 首都圏または関西圏に住んでいる人に聞いたところ「進路/就職支援の面倒見がよい」(41.9%)と答えた人が最も多いことが、博報堂の調査で分かった。このほか「卒業生が社会で多く活躍」(38.3%)や「卒業資格をきちんと審査している」(35.1%)といった“人材排出力”に関する項目が、最近の大学を評価する際のポイントになっているようだ。
また「幅広い知識・教養が学生の身につく」(35.2%)、「社会で直接役立つ実学が学生の身につく」(33.4%)、「研究力が高い分野がある」(33.2%)など、大学の本分とえいる“教育研究力”に関する項目も目立った。
最近の大学や大学生のイメージ
最近の大学や大学生について、どのようなイメージを持っている人が多いのだろうか。この質問に対し「入学が難しい大学とやさしい大学の格差が大きくなっている」(39.89%)と答えた人が最も多かった。次いで「就職活動への意識が強く、本来の勉強が不足している」(33.0%)、「同じ大学でも、入試方法の違いで学生の学力に差がある」(30.2%)、「社会で評判のよい大学に進学する方が有利な社会だ」(27.0%)と続いた。
またこれからの大学に望むことを聞いたところ「優れた研究領域の具体的な社会還元」(40.5%)と答えた人がトップ。以下「小中学校、高等学校などと連携して教育を活発化」(35.2%)、「自治体、NPO、地域住民などと連携した地域の活性化」「一流企業やベンチャー企業などを育成支援」(いずれも31.1%)という結果に。
インターネットによる調査で、首都圏または関西圏に住んでいる男女3977人が回答した。調査時期は9月。
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