大学3年生の就職活動が本格化しているが、資金面に余裕がある学生はどのくらいいるのだろうか。2012年4月入社を希望する大学生(大学院生を含む)に聞いたところ「活動資金は十分に準備できている」(20.6%)は2割にとどまっていることが、レジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。
一方「活動資金は十分でないので、アルバイトをしながら確保しようと考えている」(43.6%)、「活動資金は十分ではないので、親からの援助で確保しようと考えている」(28.6%)、「活動資金は十分ではないが、現時点で特に対策を考えていない」(6.1%)と、お金に余裕のない学生が8割近くに達していることが明らかになった。
Webセミナーを希望する学生は多い
就活生は、インターネット上で視聴できるWebセミナー(オンライン会社説明会)についてどのように考えているのだろうか。関東または近畿圏に住む学生で「インターネットで見るほうが良い」「場合によってはインターネット視聴でも良い」と答えたのは78.9%。一方、このほかの地域では84.3%となり、5.4ポイントの差があった。
またWebセミナーで期待することを聞いたところ「学生の交通費負担/拘束時間の負担軽減」(60.1%)と答えた人がトップ。次いで「学業を考慮した開催時期への対応」(52.5%)、「参加定員の拡大」(47.4%)と続いた。
インターネットによる調査で、2012年4月入社を希望する大学生・大学院生1万6171人が回答した。調査時期は11月10日から11月16日まで。
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