面接官は“ぺーぺー”が多い? 就職は3秒で決まる:「半農半X」 ビジネスコンサルタントと、農業と……(5/5 ページ)
学生を取り巻く雇用情勢は依然深刻だ。大学生の内定率は「就職氷河期」と呼ばれた2000年前後を下回っているが、こうした事態に対し、就活生はどのように対処すればいいのだろうか。
3秒のための就活
エントリーシートを書くのは大変だろう。しかし、これもホントのところ、それほど読まれていなかったりする。大量のシート、それがどれも似通った内容であるなら、読む気など起こらないのが人事の本音。これが現実だ。
「3秒で何が分かる!」と、学生は怒るかもしれない。しかし、3秒の決断はあながち間違っていない。人事の話によれば、入社後の性格や働きぶりなどをトータルに判断すると、ほぼ想像通りの人物を採用できていると言う。リアルなビジネスの場でも“3秒ルール”は大いに生きており、私は最初に会った人間はほぼ第一印象で決める。仕事で後々付きあっていくことになるのだが、多くの場合、3秒の判断は正解である。
面構えはどうしたら良くなるのか? 第一印象をよく見せる秘策はあるのか? 答えは「No」、そんなものはない。では「3秒の就活」のために、学生は何をすべきか? 面構えはこれまでの人生の蓄積である。良い生き方をしてきた学生は、きちんと顔に出ているもの。心配ない。
そうでない学生は、素晴らしい未来を今から一生懸命考えてみよう。どこの企業に行きたいとか、そんな小さな話ではない。仕事を通して実現したいことや、人生の夢や、自分の大切な価値観や、誇れる信念など、“将来の自分”を死ぬほど考えてみよう。死ぬほど、真剣に考える、これが大事。その想いが、やがて、面構えとなって現れるからだ。(荒木News Consulting、荒木亨二)
※この記事は、誠ブログ「【就活のオモテとウラ】 就職は3秒で決まる」より転載しています。
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