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BMW伝統の直6エンジンもダウンサイズの波に飲み込まれるのか?
独BMWは1月18日、「BMW X1 xDrive28i」のエンジンを直列6気筒からツインスクロールターボ付き2リットル4気筒直噴エンジンに変更すると発表した。
独BMWは1月18日、「BMW X1 xDrive28i」にツインスクロールターボ付き2リットル4気筒直噴エンジンを搭載すると発表した。ほかの車種でもダウンサイジングコンセプトに基づき、従来の直列6気筒エンジンを徐々に置き換えていくとみられる。
新エンジンは、最高出力180キロワット(245馬力)/5000rpm、最大トルク350ニュートンメートル/1250rpmを生み出す。従来の3リットル直列6気筒エンジンの最高出力が190キロワット/6600rpm、最大トルクが310ニュートンメートル/2600〜3000rpmだったことを考えると、排気量を小さくしても動力性能は落としていない。
トランスミッションは6速MTだが、オプションで8速ATも用意する。また、6速MTモデルにはアイドリングストップ機能を搭載する。静止状態から時速100キロまでの加速は6.1秒(8速ATは6.5秒)となっており、直6モデルに比べて0.7秒(8速ATは0.3秒)早くなった。最高時速は240キロ。
エンジンの小型化によって、環境性能も向上している。燃費はガソリン1リットル当たり約12.7キロ(欧州複合モード燃費、7.9リットル/100キロ)、CO2排出量は走行1キロ当たり183グラムとどちらも改善に成功。ちなみに、直6モデルの燃費は約10.6キロ(欧州複合モード燃費、9.4リットル/100キロ)、CO2排出量は219グラムだった。
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