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BigShotで、“つながるフォト”を体験しませんか:郷好文の“うふふ”マーケティング(3/3 ページ)
コロンビア大学の教授が子ども用に「Bigshot」というカメラを作った。このカメラの特徴は子どもたちがフラッシュなどを作って、学べることだ。面白いモノだと思うが、どのように普及させればいいのだろうか。
BOP版iTunesの可能性
子供達が、自分のやりたいことを見つけるためにこのサイトにやってくる。例えばこんなメニューを増やしていければどうだろう。
- 科学興味をかき立てる工作教材の紹介、販売
- 子供向け写真ワークショップ、冒険撮影旅行の企画・開催
- 子供向けの「フォトショップ・アプリ」の開発・販売、写真加工教室の開催
- 写真でコラージュアートや手作りワークショップの募集
- 学校インターネット新聞づくり支援(タブレットPCでやりたいな)
- 撮影写真コンテスト(子供達の投票と子供審査員が選ぶ)
- 子供に科学を教える先生の育成システム
体験教育プラットフォームになるポテンシャルが、BigShotコネクトにはある。
BigShotは、元々はインドの貧民街のぐれた子供達がカメラを持つ機会を得て、撮影することで前向きに生きるようになった実話からスタートした。だから教授の下には、このプロジェクトに感謝と賛同の言葉がたくさん寄せられている(Bigshot Testimonialsを参照)。投稿者の許可の関係で掲載はできないのだが、100人を超える「いいね!」という声をまとめた資料もある。スポンサーも付き、みんなBigShotのコンセプトを素晴らしいと言っている。
ぼくは、勉強に埋もれて小利巧で小生意気な顔つきの子供が増えたのを憂慮している。
大人の都合で、ゆとり教育と思えば脱ゆとり教育、また塾通い強化だ。一心不乱になってホントにやりたいことを見つける勉強体験は、受験勉強という波に消える。13歳からのハローワークどころか、定職に就いても心は漂流、試験テクは究めても「30歳でハローワークのオトナ子供」ばかりにならないか。
子供達をもっと好奇心の波にさらそう。子供達をつないで「BQチルドレン」を育てよう。ぼくも教授の活動に参加しようと思う。イベント企画や運営支援、モノづくり支援もできる。自分から動こうと思う。
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