コラム
なぜ日本の会社は、ひたすら謝り続けるのか:うふふなマーケティングレシピ(1/3 ページ)
日本の会社は消費者に対し、謝り過ぎではないだろうか。直近のグルーポンおせち料理事件では、問題のおせちを提供した社長は辞任し、ひたすら謝り続けた。こうした背景には、広報やPR部署に多様性がないからかもしれない。
もうずいぶん前だけど、米国で毎日のように食べたジャンキーな外食がある。安くてお腹一杯になって、しかも(そこそこ)うまいときてる。クルマで乗り付けて、マイクに向かって注文するドライブスルーでも、「Whopper」(バーガーキングのハンバーガー)のように発音しずらくもない。
「ハードタコ……アンド ビーフブリトー!」
はい、それはタコベル。全米に展開するメキシカン・ファストフードだ。タコスとブリトー、締めて2ドル以下でお腹一杯になる。たまにはナチョスかエンチラーダを食べる。ジャンキーだったけれど、チーズもトマトもキャベツも入っているし。
ぼくがジャンキーになったワケ……それは「ビーフ以外の“モノ”が入っていた」から? いえいえ、そうではないと信じたい。
鮮やかな返し技
先週金曜日(1月28日)、米国の新聞を賑わせたのがこの広告である。