市況概況
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日経平均 | 10635.98円 | △43.94円 |
売買高 | 21億4306万株 | − |
売買代金 | 1兆4525億7700万円 | − |
値上がり銘柄 | 632銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 852銘柄 | − |
騰落レシオ | 128.91% | △5.40% |
日経平均
米国株高などを好感して買い先行となるも利益確定売りも多く上値も限定的
米国株が堅調となったことや好決算に反応する動き、エジプト騒乱の一段落もあって買い先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり寄付きの買いが一巡となった後も堅調な地合いが続きました。為替も落ち着いており、好決算に反応する動きもありましたが、目先的な過熱感が強いことや中国利上げ懸念が燻って早めに手仕舞い売りも出てくることから上値も限られ、指数は小動きとなりました。保険株や通信株の一角など出遅れ感が強い銘柄が買われ、好決算を好感して買われていたものは上げ一服となりました。
後場も前場の地合いを引き継いで値持ちは良いのですが上値も重い方向感のない展開となりました。好決算を発表しながら手仕舞い売りに押されていたものが買い直され、好決算を発表して値持ちの良かったものが手仕舞い売りに押され、個別に材料を探すように幕間つなぎ的に買われるものもありました。総じて買い気は強いものの目先的な過熱感が物色一巡感も出て、積極的に買い上がる銘柄も限られたようです。
小型銘柄もまちまりとなり、先駆したもの、買われていたものが売られ、売られていたものが買われるという展開でした。東証マザーズ指数は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりましたが、ジャスダックTOP20は先駆していたこともあり、小幅安となりました。先物は朝方もまとまった売り買いは少なく、終始おとなしい動きとなりました。まとまった売り買いもほとんど見られず、指数を大きく動かすようなこともなく目先筋の小口の売買が中心となっていたものと思われます。
地合いは強いのですが、腰を据えて買い続けると言うよりは値動きの良いものに乗って、次々乗り換えると言うような感じです。物色できるものはないか、物色する材料はないかと探しているようで、買い気は強まっているようです。ただ、市場参加者が増えているというよりは回転が効いているだけということで、指数に大きな方向感が見えず物色対象も絞り切れず、物色されたものも長続きしないと言うことなのでしょう。今後は決算発表をしっかりと織り込むように全体の底上げとなる場面になってくるのでしょう。
テクニカル分析
日経平均
戻り高値更新となりましたが、小動き、日中の値幅はほとんどありませんでした。RSIは上値余地もあるのですが、方向感はなく、ストキャスティックスは高値圏にあり、いったんは目先的な過熱感や物色一巡感もあり、遅行線が日々線のサポートを確かめるように、あるいは日々線が転換線や基準線のサポートを確認するような調整となる可能性もありそうです。
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