映画料金が1500円になれば、映画館に行きますか
シネコン最大手のTOHOシネマズが、一部の映画館で映画料金を引き下げると発表した。ある調査によると、9割以上の人が「映画料金の値下げは賛成」と答えたが、「映画館に見に行こう」という人はどのくらいいるのだろうか。iMiリサーチバンク調べ。
シネマコンプレックス(複合映画館)最大手のTOHOシネマズは、18歳以上の映画料金を3月から引き下げると発表した。従来より300円安い1500円に設定することについて、ある調査によると「賛成」という人が96.8%に達した(関連記事)。
9割以上の人は映画料金の値下げを歓迎しているが、実際に「見に行こう」と思っている人はどのくらいいるのだろうか。全国で映画の入場料が現行の1800円から1500円に値下がりした場合、あなたは映画館へ行く回数が増えると思いますか? と聞いたところ、55.4%は「行く頻度は変わらないと思う」と回答していることが、iMiリサーチバンクの調査で分かった。「増えると思う」と答えたのは26.0%、逆に「他の割引がなくなれば減ると思う」は12.0%だった。
「高いお金を出して映画館で知らない人たちと見るより、レンタルなど安い金額で自宅でマイペースで見る方がいい」(20代男性)、「映画館で見るネックは、やはり料金。海外に比べれば、明らかに日本の方が高い。気軽にいける映画館にしてほしい」(10代女性)など、映画料金に関する不満は根強い。この調査では300円値下げすることで「映画館に行く頻度が増える」とした人は26.0%だったが、実際にはどのくらい観客が増えるのか。注目される。
約8割の人が3D映画に興味
映画館で3D映画を見たことがある人はどのくらいいるのだろうか。「見た」という人は35.6%に対し、「見ていない」は64.4%。また3D映画をみたいと思いますか、と聞いたところ「ぜひ見たい」(18.4%)と「機会があれば見たい」(59.9%)を合わせると、8割近くの人が3D映画に興味を持っているようだ。
インターネットによる調査で、10〜60代の男女1200人が回答した。調査期間は2月12日から2月17日まで。
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