今の仕事に満足しているのは、どの業種が多い?
今の仕事に満足しているのは、どういった業種で働いている人が多いのだろうか。20〜40代のビジネスパーソンに聞いたところ「教育」が最も多かった。DODA調べ。
今の仕事に満足しているのは、どういった業種で働いている人が多いのだろうか。20〜40代のビジネスパーソンに聞いたところ「教育(給与:59.0点、仕事内容:66.3点、就業環境:62.7点)がトップであることが、転職サービス「DODA(デューダ)」の調査で分かった。次いで「商社/流通」(給与:51.7点、仕事内容:62.3点、就業環境:56.3点)、「メディカル」(給与:51.6点、仕事内容:61.3点、就業環境:55.9点)と続いた。
このほか「小売/外食」の満足度は全体的に高く、仕事内容(59.5点)、就業環境(55.0点)が4位、給与は6位(49.5点)。一方、「IT」の満足度は全体的に低く、給与(42.9点)、仕事内容(53.8点)が9位、就業環境は7位(53.5点)という結果に。
3項目の満足度に差異のある業種をみると、「金融」は給与の満足度が4位、就業環境も5位だったが、仕事内容は10位と最下位。一方「メディア」は、仕事内容は7位だったが、給与と就業環境は最下位に。DODAが行った転職調査によると、メディアで働く人は「残業が多い/休日が少ない」の割合が他業種より高く、就業時間に不満を抱える人が多い(関連記事)。「平均年収は10業種中4位の515万円と低い水準ではないが、勤務時間に対して金額が見合っていないとして、不満を感じているようだ」(DODA)
仕事満足度と年収の関係
給与の満足度と平均年収にどのような関係があるのだろうか。業種別に見ると「教育」が給与満足度、平均年収(536万円)ともにトップ。次いで満足度が高い「商社/流通」の平均年収は449万円と10職種中8位、「医療/医薬」は470万円で6位にとどまった。また企業規模別でも、給与満足度で2位となった「10人未満」の平均年収(395万円)は、下から2番目の金額だった。
この結果について「平均年収が高いことが必ずしも給与への満足度に結びついていないことが分かった。年収金額だけでなく仕事内容や勤務時間など他の要因が、最終的な給与満足度に影響するようだ」(DODA)
インターネットによる調査で、25〜39歳のビジネスパーソン800人が回答した。調査期間は2010年11月9日から11月10日まで。
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